ラ ム レ ー ズ ン

前 だ け 向 い て ろ 

タイムカプセル埋めたから

朝から気温が全く上がらなかった

2℃が限界というところ、海から吹き付ける風が冷たすぎて、体感では氷点下ほどに感じる

最後の1週間が始まってしまった

始まったら、もう駆け抜けるだけ

これは何に関しても言えること

仕事が終わればもう真っ暗

冬至までもうすぐ、納得の暗さ

帰り際、仲良しの3年生の男の子2人組に会った

この極寒の中、ハーフパンツにダウンという若さと寒さの共存のような格好で、歩いて10分強のスーパーまで行くらしい

雪が北風に舞う中、夜食の材料を買いに、と

乗っけてほしいな、という甘えに今回は応じた

じゃあ、最後のドライブしよう、と言った

往路だけでじゅうぶん、と言われたけどこの寒さ

待っとくから買い物しといで、と言うと、

ええん!?ホンマに好きやで〜と

10分くらい待って、また2人を乗せて学校に戻る

帰り道の車中

この前、学校の敷地内のある場所にタイムカプセルを埋めたらしい

写真や、チョコレート、5年後の自分に宛てた手紙を入れてみたんだって

楽しそう!最高じゃんか

そう言うと、5年後に掘り起こすから、その時まで愛ちゃんおってな、って言ってくれた

私は、おるよとは言えなかった

でも、大学を卒業したあの子たちに会いたいなとも思う

民家の庭に手作りのイルミネーションが輝いていた

冬の空気に映えていた