ラ ム レ ー ズ ン

前 だ け 向 い て ろ 

長野旅 後編

後半は、家でゆっくり過ごした

新幹線の時間を1本遅らせるか迷ったけれど

時間にかなり余裕を持っておきたいから

やっぱり予定通りの新幹線にした

妹の長野での暮らしはすっかり板についていて

お気に入りの図書館もあったり

暮らしやすい町をぐるぐる案内してもらった

妹の家にも2匹の保護猫がいる

用心深さはこの上ないレベルと聞いていたけれど

到着数時間で抱っこに成功し妹を驚かせた

いざとなればいつでも帰れる

その想いが、故郷から遠く離れたところで生活する妹を支えているという

暮らしやすく、照明に頼りすぎることなく自然の光を大切にする家

私たちが育ってきた家と

妹が見つけた家はとてもよく似ていた

新幹線の改札で、妹と甥っ子と別れる

新幹線がホームに滑り込んでくる寸前

駐車場に置いてある車に乗り込む妹の姿が見えた時

寂しくなってちょっとだけ泣いた

羽田空港に着いた頃にはもう夕焼け空

夕焼けを見るとがんばろうと思えるのは昔から変わらない

いい旅だった