ラ ム レ ー ズ ン

前 だ け 向 い て ろ 

おまえが、決めろよ

社高のサウスポーが頭から離れないまま処暑が過ぎ去って、2024年の夏の甲子園は終わりました。

京都国際高校の皆さん、悲願の初優勝本当におめでとうございます。

タイブレークにもつれ込んだのもちょうど昼休みで、職場のみんなで見ていました。

優勝が決まった瞬間、誰からともなく、何処からともなく自然と沸き起こるあたたかな拍手。

この場にいるのが、社高のみんなだったらもっと嬉しかったな、というのはみんなが心の中だけでしずかに思っていること。

それだったら拍手じゃすまない、絶対踊りだすわ。

社高OBの職場の大先輩が、たった1枚だけかろうじて買えたというTAISHAステッカーをまさかの私にお土産に買ってきてくれてびっくり。

社高グッズはすべて完売していたみたい。

試合を重ねるたびに、今まで知らなかった島根の高校のファンになってくれたたくさんの人たちが買ってくれたのかな。

ありがたく携帯のケースに貼りました。

待ちわびていたお祭のあとのような、どこか気だるく名残り惜しい県内の雰囲気も、少しずつ秋の訪れと共に日常に馴染んでゆくのでしょう。

今日は金曜日でカレー曜日、我が家のカレーには夏野菜がごろごろ入っていました。

そうそう。

数日前の出勤途中、点滅の横断歩道が赤になったので停まりました。

足早に横断歩道を渡っていったのはひとりの野球部員と思われる中学生の男の子。

渡り終えたあと、双方向のドライバーに向かってあまりにもうつくしい一礼をそれぞれにしてくれました。

いや、歩行者優先は当然のこと、頭を下げることなんてないんだよ。

でも、地域の子たちはこういうふうに私たちドライバーに一礼をしてくれます。

中でも、あの子のお辞儀の清らかなうつくしさといったら。

いってらっしゃい!って言いました。

運転席から。

わたしはいつも窓全開の運転だから、彼に聞こえていたらいいな。