職場のTOPがコロナに罹患されて少しの間お休みされることになった
医療機関を受診されたその直後に入電があって、電話を受けた職員から私たちにその報告があった
その時の雰囲気が、心を軽くしたから書きとめておきたい
みんな、前日の朝からTOPが発熱していることは知っていたし、全体朝礼で約15分時間を共にしていたし、普段よりもアクションが鈍く、歩くのもちょっとした体勢の変化さえもしんどそうな姿を見ていた
それでも帰らず1日を過ごしたのは、年に一度のとても大事な会への出席があったからという理由も認識していた
それらが土台にあってのコロナ罹患のお知らせを受けても、場がとても暖かった
しんどそうだったもんな、数日前から足の関節が謎に痛いって言ってたけどあれも関係あったんじゃないかな、帰りに何か届けようか、(TOPは単身赴任)決裁降りないから要確認事項だけ各部署で纏めようか、今TOPのところで止まってる案件拾おう、熱あるけど運転大丈夫かな、‥
色んな場所から湧き上がる声は優しく、かつ、今の状況で残っている自分たちがすべきこと、然るべき対応についてささっと反応できて、その場で簡単なミーティングが完結してしまったことがスマートだなと感動した
自分だけがこういうふうに感銘を受けているのかもしれないし、わざわざ言葉になんて出してないけれど、場の雰囲気はそこに居る人たちの心がけひとつひとつで出来上がるもので、数十人単位の世界でそれを肌で感じたことがしあわせだった
ゆっくり休んで回復されてほしいし、来週からは全員揃って始められたらいいなという想いを今朝の日記に書いた
身体が痛みなく動くことが、なによりものすこやかな生活の基準であることは当然なのだけど、生きていれば誰もがネジが外れてしまったりオイルが切れてしまったりすることがある
今日はそういう日なのかな、と帰宅してから思った出来事はあとひとつあって
家に帰ってお風呂から上がると、以前の職場の女子生徒と男子生徒から、messageと動画が送られてきていた
ふたりとも酸素吸入器をつけた自分の顔を自分で撮ってくれたものを送ってくれていた
女の子は肩の神経の手術、男の子は気管支の手術
いつもとは違いすぎる表情にそれぞれ西へ東へ病室まで駆けつけたくなるほどだった
なによりもの感情は、病院食も喉を通らないくらいの痛みの中で、ふたりが自分のことを心に浮かべてくれたことだった
寒いと呼吸も乱れがち、もうすぐ春が来てくれる
のをじっと待つ、待ち遠しいな