昨日の仕事が終わってからスーパーに寄った
18時前の混雑の中、お菓子コーナーを目指して歩いて、<駄菓子>と書いてある売場で立ち止まる
ソフトキャンディが大好きなことはよく知っている、私が幼かった頃には発売されていなかったそのお菓子を、売場に出ているぶん全てカゴに入れた
味は2種類あって、どっちも好きだから間違いない
友だちをかばって自分が処分を受けた時に、別室で反省文を書いていた時
引退後せっかく髪が伸びていたのに、反省の意を込めて再び丸坊主にした時
引退してからも新チームの試合のボールボーイを引き受け、空いた時間に並んで試合を見てた時
春からの就職が決まった時
決まってこのお菓子を500円ぶん買って、私は年の離れたかわいい男友だちに差し入れた
きなこ棒があればそれもつけるんだけど、あいにく最寄りのスーパーにはなかったから我慢してね
長時間の手術を頑張って乗り越えた18歳の高校生に、私が出来ることと言ったら代わり映えしない同じことだけど、それでもとラッピングして封筒に入れる
先回りして聞いておいた大阪のど真ん中にある病院と部屋の番号を書いて、最後に手紙を入れて封をした
土曜日には大都会大阪の病室に届けてもらえるはず
今朝、合計3人がコロナ罹患というお知らせを受ける
私の島は閑散として、念のために直属の上司も診察に行き、陰性というカードを手にして戻ってきた
身体がどことなくぎこちなくて、怠いとまではいかねども鈍い感覚がある
喉の痛みは消えたけれど、歯磨きを何度もしたくなるのと同時に、時折ゆるい悪寒があってストールが膝から離せない
みんなで体温計ろう!の上司の呼び掛けでひとりずつ計り始めて私は36.9℃<平熱36℃位>、微妙だねえと皆に言われながらも昼食をとった
昼いちばんの作業で、しんどいなと感じてすかさず計ると37.5℃あって、すぐに立ち上がり14時に早退させてもらった
途中、退避所から町医者さんに電話する
かかりつけ医もなく、おくすり手帳もない私だけどあっさり受け付けてもらえて、Dr.が往診から戻る16時に来てください、マスクは自由ですよと言われて新鮮だった
診察室に入ってお話をして、心音と喉と鼻を診てもらう
喉がちょっと炎症起こしてるね、コロナじゃないよ、とにっこり言われて私もつられて笑った
大丈夫、一時的にぽわんと熱が出ただけですよ、解熱剤も出しません、しんどくなったらその時またおいで、マスクはもう外していいよ、と微笑まれてあっさり診察室を出て、1,080円だけ支払った
楽しいお医者さんだなと思った
それでも念のため窓を開けたままお風呂に入った
家族のために別室に避難して、今日はあったかい甘酒とネーブルだけでおとなしく休もう
こうして自分の目だけ見ると風邪引きの時っぽいなあ、と感じる
病院で身長を計ったら168cmのまま縮んでいなくて嬉しかった