旅立ちの日は雨混じりの気温2度だった
120日ぶりの再会、会いたくて会いたくてたまらなかった生徒たちにやっとの思いで逢えた
卒業生はもちろんのこと、在校生たちにも会えた
式が終わるのを車の中で待って、ブラバンが演奏する校歌が流れ始めたからいよいよだな、と少し緊張したりして
卒業生たちが写真におさまるのを見ていた2年生たちの後ろから近づいて声をかけた
icoや~!ひさしぶりやん!来てくれたんやな!とみんなで言ってくれて、再会30秒で早速写真を撮った
溢れかえる保護者たちに混じって、どさくさ紛れに校舎に入って、職員玄関前でひたすらみんなと写真を撮って、卒業おめでとうを伝えた
全員には会えなかったけど、本当に本当に行ってよかった
もらった手紙のひとつに、icoさんと一緒に卒業したかった、icoさんがいなかったら、うちはこの世から消えてた
無力で、icoさんのこと守ってあげれんでごめんなさい、でも本当にありがとう
と書いてあって涙が出た
高校生たち、あまりにも若く眩しい君たちからは言葉では表現が難しい瑞々しい力をもらっていた
出逢ってくれてありがとう、友だちになってくれてありがとう
これから巣立っていくみんなに明るい未来が開けますように
愛してる
また、会えるよねどこかで
校舎のあちこちでかけてくれた言葉、交わした挨拶、拭かせてもらった涙、抱き締めた背中、撫でたマルコメ頭、全部全部忘れられない